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2018.09.12

化学業界団体、海洋プラスチックに対応する新組織を設立(2018/9/7)

日本化学工業協会、日本プラスチック工業連盟など化学業界5団体は、海洋プラスチック問題の解決を目的に、新組織「海洋プラスチック問題対応協議会(JaIME)」を設立したことを発表した。

同組織は、問題となっているプラスチックごみの海洋流出、不法投棄や、「マイクロプラスチック」の増加による海洋生態系への悪影響等に対応するために設立。会員として傘下を表明しているのは、三井化学、旭化成、JXTGホールディングス、三菱ケミカルホールディングスなど40の工業・団体となっている。

今後は、プラスチック廃棄物に対する科学的知見を集積し、アジア諸国での管理の向上を図ることで、問題の解決を目指す。また、日本政府も年内にプラスチックごみの削減に向けた数値目標を発表する見込みであり、官民が一体となって問題の解決に向かうことが見込まれる。