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2019.05.16
帝人、熱可塑性炭素繊維複合材料「Sereebo」が米GMの新型車種に採用(2019/5/7)
帝人は、熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)製品「Sereebo(セリーボ)」が、ゼネラルモーターズ(GM)のピックアップトラック2車種「GMC シエラ・デナリ1500」「GMC シエラAT4 1500」のピックアップボックス(荷台)「カーボン・プロ」に採用されたと発表。CFRTPが量産自動車の構造部材に使用されるのは世界で初めてとのこと。
「カーボン・プロ」は、帝人とGMの共同開発による荷台で、「Sereebo」は内側のパネル部分に使用している。同製品は、スチール製の荷台に比べて軽量性(約40%の軽量化)・耐腐食性・耐衝撃性(約10倍)に優れ、成形時間の大幅短縮化を実現している。また、複雑なデザイン成形にも対応でき、リサイクルも容易となっている。
なお、「カーボン・プロ」の荷台内側部分は、米国グループ会社のコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックスが製造を担当する。